【吉報】12/8(土)臨時販売

前回の投稿から5日が経過しましたが残念な現況はまだ直っていません。でも5種類の解決方法から相談の末に1つを選び再び前進できそうな気配です。

解決方法として、オーバースペックとも思える150℃~200℃に対応する高耐熱型送風機を設置する予定ですが、そのサイズが取り外した機種と同じはずがなく、接続口径も違う。それを狭いスペースにどう納めるかは工夫が要りそうです。設置後に風量計での調整を経て「2回目の完成」となる予定です。。。ご心配をお掛けしておりますが、この沼からはなんとか脱出出来そうな気がしてきました。ご声援誠にありがとうございました。皆さんの気持ちにパンで報えるように、頑張ります。


臨時販売:12月8日(土)

  • 時間は未定です(追ってツイート)
  • 場所はいつも通り白いドア内
  • 種類はアドリブで2~3種類のみ
  • いつも通りの完全セルフサービス
  • パンの金額もお客さんが決めて下さい
  • マイバックのご持参をお願いします
  • 製パン中はハーフカット出来ません
  • 紙幣の両替が無いようにご協力下さい
パン:大変希少なBIO古代小麦100%の超長期間熟成生地。
   他、これに福井県産有機玄蕎麦挽きぐるみ*を配合した生地。

以上2種類の非常に実験的で挑戦的なパンで皆さんをお迎えしたいと思っています。
もう、パンになるかならないかギリギリの生地です。どちらも自家製粉してすぐに仕込むため酵素量も豊富で失敗は十分にあり得ますが、これだけお待たせした皆さんに食べて頂く最初のパンは、無難なパンでは済まないと思いました。もし成功したらきっと・・・そんな希望のパンを、試作もしていないパンを、とてもヒヤヒヤしながら精一杯焼かせてもらいたいと思っています。

*玄蕎麦挽きぐるみ=殻つきの黒い蕎麦の実を丸ごと石臼挽きした粉から、大きな殻だけをフルイ分けた香りの高い蕎麦粉です。

パンの金額をお客さんに決めてもらう理由
10月を予定していたリニューアルオープンは12月に差し掛かり、本当に長くお待たせしています。このブログを通して、待たせている側の自分の気持ちばかりを綴ってきましたが、待たされている側にも色々な気持ちがあると思います。

もう待てない、10月って言っていたのに。
実際にそんなお声も頂戴しましたし、いつまででも待ちます、なんていう天使のような声も、ひょっとしたら?あるかもしれません。久しぶりの販売だというのに、失敗するかもしれない様な挑戦的なパンを焼かせてもらう自分勝手な土曜日です。待ってくれている皆さんにも自分の都合で金額を決めて買う自由があるべきです。いくらで買おうかな、なんて考えながら当日を迎えるのも面白いと思うので、困ったイベントととらえて頂いて、自由価格でのご購入にご協力の程宜しくお願い致します。

どうしても参考価格が必要なら・・・
とはいえ目安くらい教えて欲しい!というお叱りの声も聞こえてきそうですし、当日のパン焼き中に質問攻めになるといけないので、参考価格の代わりに、類似品の実売価格を記載します。

有機自然栽培小麦のパン=フォルコンブロート
これまでずっと税込730円です。

蕎麦入りのパンは販売したことがありません。
今回の仕入では麦より高価だったので、手間を入れなければ上のパンに原価で48円乗る程度です。定番になって多くの玄蕎麦を買えるようになれば、もう少し安く押さえられると思います。

とはいえ、今回のBIO古代小麦によるパン焼き+臨時販売は難しい事は考えずに皆で楽しみたいのが本望です。「大分待ってあげたんだから100円だなっ」という心の声やストレスをそのまま反映できる大チャンスです!

さて、蕎麦について真面目な注意喚起です。

いい蕎麦ですが、
蕎麦アレルギーには非対応です。


こんな梱包で届く有機栽培の希少な玄蕎麦(黒い蕎麦の実の状態)には、仕入れと管理の心意気が感じられます。ここベースベーカリーには蕎麦粉専用に目立てた石臼が無いことが悔やまれますが、許してもらえるでしょうか、。

麦も蕎麦も自家製粉ですが、小麦を挽く石臼とは別の石臼を用意しています。しかしながら工房は同じなので飛散した蕎麦粉の混入があり得ます。以上の理由から蕎麦アレルギーには対応しておりませんので、あらかじめご了承くださいませ。
ちなみに、蕎麦粉を作ったところソバガラが20%でました。10kg買って2kgを捨てる計算。無駄についてまた悩み始めそうですが、今は考えないことにします。

勝手な吉報をお許しください
自分自身がパンを焼けるという事が嬉しくてありがたい事なのでタイトルには【吉報】と書かせてもらいました。でもお客さんにとっては臨時という不便と面倒な販売形態だと承知しています。しかし、このタイミングでの排気システム故障で通常営業がいつになるのか分からなくなった今、「焼ける時に焼こう!」というスタイルで2018年を元気に乗り切り、不定期でも焼き続けようと思いました。酵母もパンにしてあげることで元気を維持できるように思います。控えている麦粒たちもずっと出番が不透明なままでは可哀想な気がしてきたのです。

パンが焼けるタイミング
天井をいじる前後は、窯の熱を十分に冷ます為と掃除の為にパン焼きが出来ません。さらに酵母に活力を与えるタイミングと、長時間の製粉作業につきっきりになれるタイミング、そして仕込めるタイミングと焼ける曜日が木曜・金曜以外であることなど、色々な制約のなかでのパン焼きとなります。今日12月6日で丸4か月が経過し本当に長い事お待たせしておりますが、どうかもうしばらく温かい目で見守って下さい。

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